まいど!馬券生活者ゆうぞうです!
毎年7月になると、外ではセミが鳴き、競馬ファンは馬券が当たらず泣き、毎年恒例の「夏競馬つまらん」コールがはじまるわけやが、今日は夏競馬当たらない奴が分かってない当てるコツについて話そうと思う。
関連
ちなみに夏競馬荒れる理由【当たらない】にも詳しく解説されているから、そちらも合わせて読めばさらに馬券攻略に役立つやろう。
春競馬と夏競馬の違い
賞金がもっとも高いG1レースが行われるのは春と秋。やから力のある馬は春と秋にピークが来るように仕上げられる。そしてサラブレッドは暑さに弱い生き物やから夏は普通涼しい北海道の牧場で休むねん。
夏場に走ってる馬なんてレースが始まる前から半分バテとる。
やからJRAも8月の中京開催を2020年は、いつもなら阪神でやってる9月に移動させるなど、開催日の調整なんかもやってるんやけどな。
それだけ状態面の見極めは重要ちゅう事やな、パドックや返し馬で馬の活気をチェックするのは当然の事やし、発汗はどうか、覇気があるかどうか、生き物としてのバイタリティを洞察するのが大切なんや!
参考:夏競馬パドックの見方
拮抗レースが多い
さきほど言うたように、強い馬は休養に入ってるさかい、夏競馬は未勝利戦・2勝クラスなどの下級クラスの競走や、オープン特別とかG3が多い。
ほんで未勝利馬も将来の見込みが無い馬はさっさと地方競馬に移籍する。
つまり、この時期のJRAには会社で言えば中間管理職しかおらへん状態や。横並び横並び横並び、何もかもが似たりよったり一長一短のザ・中間層や。
さっきも言うたけど、それだけ状態面の見極めは重要やし、不利があっても力でねじ伏せる競馬は少ないよって、展開ひとつで大きく着順が変わってしまうのも当然なんや。
参考:展開予想の考え方
競馬場が違う
夏競馬は何と言っても開催しとる競馬場が違う。
普段のJRAは東京・中山・京都・阪神の主要4場が中心やけど、夏競馬は札幌・函館・新潟・福島・中京・小倉が中心になる。
中京は暑すぎるという理由で、今後は夏の開催は減るかも知れへん。
1ヶ月前に東京の長い直線で走ってた馬が、いきなり函館の短い直線で走ったりする。
もっと言えば前走東京の長い直線の芝コースで走ってた馬と、前走阪神競馬の短距離を走ってたような馬が、函館競馬のダート1700mとかで相見えるわけや。
そんな馬たちでどうやって予想を組み立てるねん?無理やろ。
せめて各競馬場特徴とレース傾向記事を参考にしてみてくれ。
- 札幌競馬場特徴とレース傾向
- 函館競馬場特徴とレース傾向
- 新潟競馬場特徴とレース傾向
- 福島競馬場特徴とレース傾向
- 中京競馬場特徴とレース傾向
- 小倉競馬場特徴とレース傾向
マイペースに調整された馬を狙う
夏競馬には昔から格言があってな、「夏競馬は格より調子」と言う言葉や。
これはどういう事かと言うと、出世は遅れて春シーズンの大きなレースには間に合わんかったものの、その分じっくりマイペースで調整されて来たので、暑さでバテる事もなく元気いっぱいで持てる能力を存分に発揮出来る状態にある馬が狙えまっせと言う事やねん。
でも「調子」って競馬初心者であれば特に判断が難しいわけやな。ほんで、調子が良けりゃ弱くてもええんかちゅうとそういう訳では無い。
ちゃんと能力と調子を総合的に見ていかな夏競馬の馬券は当たらへん。
そやから、どれだけ競走馬の「調子」を見抜けるかが1つのキーポイントになってくるわけやな。やが、それはかなり難しい話で、わしですら夏競馬期間中は相当神経を研ぎ澄ましておかんと簡単に落とし穴にハマってしまうんや。
そこで役立つのが新聞のコメント。なんせ毎日馬の様子を見ている調教師や厩務員のコメントが書いてるねんから、参考にならないわけが無い。
ただ、馬券に役立てるにはちょっとコツがいる。
参考:競馬コメント分析してみた
前走の着順を鵜呑みにしない
それにな、夏競馬の期間中に行われる重賞は、大半がG3やねんけど、荒れるレースの条件にも書かれている通り、G3ってのは予想が難しいレースが多い。
やから人気薄の一発があったりして怖いわけやね。すんなりとは決まらんわけよ。
夏競馬は2歳の若い馬の手探り、3歳未勝利馬はラストチャンス、最上位クラス層は北海道で放牧と、能力の拮抗したレースが多い。
言ってみれば調子や展開で着順が大きく影響を受ける。
やから前走好走してるからと言って、今走も同じように走れるかと言ったら答えはノーや。
あえて訳わからん馬を多点買いとかしてみるのもアリって事やな。
夏競馬攻略の方法でも夏競馬について書いててムッチャ参考になんで!
3歳と古馬の比較
夏競馬と言えば今まで同級生・同世代としか戦って来なかった3歳馬と、4歳以上の古馬が一緒に戦いはじめる季節。
全体的な大雑把な話をすると、まだ3歳馬よりも古馬が強いケースが多い。
けど当然中には古馬を負かす3歳馬もたくさんおる。
これはどう見極めるかと言うと、実はわしでも走ってみるまでわからない。新聞で高評価を得ている3歳馬があっさり飛ぶ事も少なくは無いしな。
6月は新馬戦も始まるし…
6月以降に2歳新馬戦が始まる。当然2歳馬はデビューしたてやから、初出走の馬が多いレースが増える時期やし、3歳と古馬も一度は競べ馬をしてみんとわからん。
つまり6月・7月の競馬って暗中模索の馬券を買うことになる。
やからこの時期はあまり人気馬にがっつり賭けるような大勝負は避けるべきや。
2歳戦の単勝を狙う
JRAではJRAプレミアムと言って、特定のレースで還元率を増やし、馬券で儲けやすくしてくれるキャンペーンがある。
単勝馬券は元から全馬券の中で最も還元率の高い80%やねんけど、それが夏競馬の2歳戦ではさらに5%上乗せされて、実質85%の還元率となる。
「2歳なんか走った事無いのにわからへんやないか!」
と思うかも知れへんが、実は2歳戦って意外と荒れへんねん。一生未勝利で終わるような馬と、将来G1で日本を代表するような馬が一緒に走るわけやからな。
さすがにそれぐらい格の違いがあると、いくら2歳で未完成の段階と言えども、パドックで馬体を見た時に全然モノが違う!ってわかる。
ただ、それを見極めるには多少知識や経験が必要やけどな。
参考:パドックの見方入門
夏競馬には罠がある
7/11の函館3Rのサトノジヴェルニーのレースや。
この馬の戦績はこんな感じ。
2月に6着で、そこから5着→3着→2着と来てねん。
ほんで距離も一貫して1200mやし、今回も1200mやろ。着順も着差も詰まって来てるし、そろそろ勝つやろと誰もが思うやん。
前走は函館やから初めてちゃうしな!
京都で1分8秒台のタイム出してるしな!
それが…こう!
騎手も直線向いてもう諦めて、ペッチン、ペッチンと絶対に馬が痛くも痒くもない強さでムチを当てて、追ってる振りしてるだけ。
今回の出走馬って、殆どの馬が前走2ケタ着順とか、良くても掲示板に届かないレベルの馬やというのに、なんで5着→3着→2着と来た馬が急にそんなんなんねん!
…というレースが夏競馬は多い。
まあこの馬の敗因は結構わかりやすい。前走までのレースを見てもスタートは悪くは無いねんけど群を抜いて上手いというわけでもなく、そこからのダッシュ力も先頭を奪えるほどの無いというのがこの馬の弱点なんや。
ほんで今回も他の馬に先手を取られ、さらに馬群から抜け出すにも手間取り、函館の直線でそこから一閃…というほどの末脚も無い。
いくつかの不運や要素が重なった結果の負けやと言えるやろう。
こういう「いかにも勝ちそう」な馬があっさり負けてしまうから、夏競馬の1番人気が頼りなく感じるわけやな。けど敗因につながる断片は見えてたんやけどな!
追伸
「お金のために自分が働くのではなく、自分のためにお金を働かせる」それが馬券生活者。わしと同じ方法で馬券生活者を目指したいなら、詳細はこちら
コメント
函館もいよいよ夏競馬本番!風はさわやか、でもレースは、、明日の芝1200m12頭立てでは「連闘7頭、中1週5頭」これで1番人気はなんだかわからない馬にルメール様騎乗で単2倍です。どうなるんでしょうねえ??
(生ルメール見れるんで今夜はわくわく)
スタンドに吹き抜ける風、海の見える競馬場函館。先日も関西から4-5人で旅打ちの方々の姿も。イカは不漁でお高いですが、競馬場は、今だけは世界一の競馬場です。
夜景も込みでいらして下さいまし。(函館市民)
函館も札幌並に空の便があれば行きやすいのですがねー!
イカが高いのはイカがなものでしょうかね!!!